年越しは~いくら呑んでも酔いません~

モモコ

2007年01月11日 16:14

大晦日、おせち作りも無事終了。

大量の洗い物を洗い上げ、

(自分の台所はきったないままなのに)

お義母さん家の台所を綺麗に掃除し・・・

すでにリビングで始まっている、宴会を横目に

私と義母は、宴会の食べ物を作るのに必死で・・・

(毎年年越しは、お義母さん特製ローストビーフ&白和え)

しかぁーし

大量のから揚げと、エビフライを油であげた私は

お腹が空いたよりも、すでに吐きそうになりながら・・・

(なんて・・・か弱い胃袋を所持していたならば、きっときっと、すっきりスリムなスレンダーママだろうに・・・)

私はすでに、「私かって飲みたいのにー」

と切れそうである。

そして、そして修行僧のような心境で、このお義母さんよりの一言を待つ・・・

お義母さん 「さっ!○○ちゃん、もう私らも参加しよっ」

私 「イェーイ」
   「お義母さん、何飲むのん?」
   「やっぱ、日本酒行っとく?」

と、夕方7時、長い長い宴会が始まるのである。


私は、何度も書くようですが、日本酒党である。

利き酒とまでは、行かないものの・・・(こんな小娘にわかるわけないじゃんか!)

好きな銘柄 「黒龍」や「久保田の万寿」や「緑川」などなど・・・

(おっと最近ファンになった「大黒正宗」も仲間に入れよう。)

お店の人に「これ、何のお酒でしょう?」と聞かれ

あてずっぽうで、あてた銘柄が、大当たり~

なんて事が何度かあり・・・(当たった自分が恐ろしかった・・・)

ってほど、大好きである。(最近は太るので、日々は呑まないのですが・・・)

そして、そして、幸か不幸か お義母さんも日本酒党なのである。(私には超ラッキー)

でも一応女の子だから、小さい綺麗なグラス(冷酒だからね)でチビチビやるのが好きなので、

小さい綺麗なグラスを持つと、必ずお義母さんから言われる。

お義母さん 「あんたーそんな小さいコップやったら、何回もつがなあかんやないの!」と・・・

そして、普通のグラスに並々つがれるのである。(まっ良いかー)

宴も中盤に入ると、いつもは過去にこだわらない、義母さんが

テンションアップで、しゃべりだす。

今回の話は・・・

なんで、こんな話になったのか・・・

うちのパパの前の嫁さんの話になってしまったのだ・・・

(そう。うちのパパには幸か不幸か×がある。(私には幸だったのだが・・・))

お義母さん・・・泣きながら

 「あんなにしたのにな、頑張って娘やと思ってな・・・」

 「私、最後はもう嫌で嫌やったから、お箸1本も送りかえしてん」と・・・

 「あの娘、今はどうしてんのか・・・どうでもいいんやけどな」と・・・(泣く、泣く、泣く)

私・・・(えーどうしたらいいねん!とりあえずティシュ持ってった。)

そしてそして、何を言って良いのかわからん私は

私・・・「もう、お義母さんも頑張ってんから、いいやん!なっ!」(頑張ってたかは知らんけど)

義妹1・・・ 「今何してるか知ってる?」と私に聞いてくるし・・・

私・・・「知らんけど、一度だけ電話(昔に)あったきりやし」と・・・

お義母さん・・・「電話なんか、かかって来たんかいな!」
         「前なんか、旅行行った後の請求書だけが、送られてきてんで!」 とか・・・
         「腹たつと思わんか?」と・・・(私知らん人やし・・・)

(なるほど・・・荷物捨てられへん人やのに、その人がいたという片鱗もないのは、こういう理由か・・・)
 
お義母さん・・・泣きながら「お箸1本も嫌やってん」を繰り返してるし・・・

まぁ、パパがいないからこの話題になったんだろうけど、

こんなに嫌われている、前の嫁さんに対して

喜んでいいのか、同情すべきか・・・私には複雑である。

ただ、私とはきっと正反対の人だっただろうけど、

前の嫁さんの気持ちが、一番わかるのは、この家族で私だけやろうな・・・ 

なんて事も思ったりする。

でも、私だけはみんなみたいに

前の嫁さんを悪く言えないのだ、いや言いたくないのである。

やっぱり、パパが1度でも愛した人であるだろうから・・・

そして、その前の嫁さんがいてたからこそ

お義母さんや義妹達と上手くやってれるのかもしれない。

複雑な心境の嫁は、呑んでも呑んでも酔えないのだった。

追伸:でもね・・・私には仲間がいるんです。
    義姉も義妹にも×がついてるので
    同じ心境のはるか年上の義弟さんたちである。
    いつもはパパを怖がってか煙たがってか、
    私にはしゃべらない義弟さん達が、
    よってかわって私と義母に注いでくれました。
 

関連記事